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あしあと帳

TAIWAN GQ September 2002

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金城武の人気はすごい。彼の人気はどこから生まれてくるのだろう?
彼は台湾・香港・日本を行き来し、行く先々で人々を魅了する。
彼の魅力は一体どこにあるのだろう?
あなたも金城武のようになりたくないかい?
GQは金城武になれる方程式を用意した。
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 格好いい事はさておき、金城武のような美系と話をするのは一種の挑戦である。ハンサムな彼は、人に信じてもらえないと怖がっているような天真な表情で「実は地球人はね、宇宙からやって来た移民なんだよ」と言い、聞く人に彼が【天使の涙】の中で演じた役を連想させる。以前台湾の「小四天王」と言われ、コミカルな役柄を演じていた事に話が及ぶと、彼は頭痛を装いながら「ア~、もう何も覚えていないんだよ」と叫んだ。あれほど精細で整った目鼻立ちの彼は、ユーモア精神にもあふれている。横にいるだけであなたの胸は時めき、そして心拍数も上がり、彼と同じ素敵な気分になれる。これこそ彼の魅力の真骨頂だ。男と男の子の区別もはっきりしていない。だから、誰もが格好よくハンサムな彼を拒まない。


 日本での金城武の存在は、単なるアイドルとは違う。彼はアイドル(トレンディ)ドラマにはあまり出演していない。この2年間は主にドキュメンタリードラマに出演している。あくまで自分の活き方を貫いている。芸能人が成功する基準に明らかに合わないのに何故彼はこんなに人気があるのだろう。

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*完璧な男性を装ったCMは、女性の警戒心を撤去させる

 金城武の魅力はどこにあるの?ハンサムな顔にこだわらない人には、そのことに納得できないだろう。しかし、もう一人の金城武を作ろうとしても、台湾の隅々まで探したって彼ほど見事に背広を着こなすアーチストはいない。もちろん彼のように完璧に妄想に走る強盗(映画【スペーストラベラーズ】のように)を見事に演じる男もいないだろう。さらに、彼がCMの中で演じた雛と一緒に這い出すおばさん、社長を背負って威張りちらすサラリーマンの役は、日本のメディアから天性のユーモアあふれる人物と誉められた。彼自身も「小さい頃からこんな遊び方をしていた」とニコニコしながら楽しむように言った。こうした事全てが社会の雑質に加工さたのではなく、彼にもともと生来備わった資質である。美形は生まれつき、ユーモアセンスは神から贈られた幸運である。

 金城武は、最初ユーモラスなCMで日本に進出。お年寄りも子供も外国から来た金城武に親近感を抱いた。またそのユーモアのあるイメージから“日本女性がもっとも彼氏にしたい男”に連続して選ばれたのだ。その後、彼は爽やかな役で航空会社のCMシリーズにも登場。彼は映画やドラマそしてCMのお陰で日本中の老若男女に受けいれられ、おばさん達の心の中にある男性の完璧像、若い女性達には面白くてセクシーなアイドルとして、たちまち人気は頂点に達したのだ。

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*金城武についての勉強

 金城武になろうと思えば特別な勉強はいらない、すべて自分のありのままを出せばいい。若い男性は自分の魅力を引き出すために、仕事では一所懸命努力し立派な成果をあげようとする。また、女性の前ではセンスよく優しく振る舞おうとする。彼の場合は、ただ自分にしか尽くせないとあっさり言ってのけた。普通の男性にしてみればふに落ちない事である。なんでもないような個性こそ、周りの人に心地よい気安さを与えるのだろう。以前、彼にインタビューした女性記者は「自分で楽しみながら周りの人を楽しくさせる事が出来る美男子こそ、人々に天界と現実世界を分からせる」と言った事がある。これはホルモン過剰の誉め言葉だが、若い女性が何故彼にあんなに夢中になるのか、その理由かもしれない。

 金城武はスターになろうという自覚はない(彼自身もはっきり言っている)。ところが彼の人気はうなぎのぼりだ。今の世の中は、何でも逆様になっている。言行を拘る人がヒットしない。先日、金城武は木村拓哉の番組に出演し、“王見王”(王が王を見る)の話題で日本中が沸きかえっていた。その時木村拓哉は「金城武は無特性という特性を持ち合わせている男だ」と意味深な言いまわしで、金城武はなにものにも煩わされることなく天衣無縫そのものだと語っていた。金城武は「僕はスーパースターになれると思った事はない」「満足出来る作品をもっと撮った時、その時はじめてスーパースターと呼んでほしい」とハッキリ言った。

 日本の芸能界に10年、一歩一歩堅固に歩を運んで来た木村拓哉は、「金城武の自由自在なライフスタイルを羨ましく思う。損得勘定に左右されず、いつも周囲の人達を心地よい気分にさせることが出来る」と言っている。

 金城武は未来に具体的な計画を持たない。「ハ~、その時人類は滅亡しているかもしれない」また訳の分からない笑い言葉、将来や計画なんて彼は考えた事もない。「どんな事もあまり突きつめて考えすぎると、逆に偽りに見えてくるんだ」彼は背筋を伸ばして言った。このことだけでも、普通の男は金城武にはなれないのだ。最近は名聞名利のために働かない者が少なすぎる。多くの人(男も女も)には金城武は贅沢な理想像である。だからこそ、女性達は金城武こそ俗世間を超越した天界に住する存在だと思っている。

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*少年の心に宿る老霊魂

 思案の及ばない未来世界があるからこそ、彼は未来のことを気にかけない青年に見えるのかもしれない。たまに彼の口から哲学や宗教に関する言葉が飛び出す事がある。心が落ち着けくのは数珠をかけた時と語る彼、まるで少年の心に宿る老霊魂のようだ。

 金城武はよく夢の話をする。興奮して子供のような無邪気な顔をして、現実よりもっと素敵に語る。「現実はつまらない、想像の世界の方が面白い」と言い、「ある朝目を覚ますと、この地球上に僕しか生存していない。外は第三次世界大戦が勃発した後の廃墟のようだ。人々の持った旗からはまだ煙がたっている。僕はそんな夢をよく見るんだ」。彼は目を丸くし、まるで伝道師のように優しく、スパイダーマンの種類や未来DNAで作った人間に起こる悩みなどを語り始めた。

 想像力は彼の魅力であるばかりでなく、経済面の金銭的な才能でもある。彼がデザインした人気ゲームソフト「鬼武者」は第二版まで発売されているが、まだまだ人気は根強い。彼は想像の世界で遊んでいるからこそ、世間の大人の価値観に影響される事がなかった。でも、彼にも世間の男が夢想する一面を持ち合わせている。「いろんなタイプの美女を作り出すゲームも面白い」と正直に語るのだ。

 金城武は、オトナの男と少年のふたつの心を持ちあわせている。もしあなたが枠にはまった公式的な考え方や生活様式から抜け出す事が出来るなら、あなたも金城武に少し近づけるかもしれない。

 王家衛の映画は、金城武が国際舞台に躍り出るキーポイントであった事は言うまでもない。【恋する惑星】で彼は、極度に現実生活を超越した独特の演技を披露した。彼がもともと現実を超越した特質を有するからこそ、王家衛の映画を見事に演じる事が出来た。その後も彼が演じた役柄は正常な人物ではなく、心に傷を持っているか孤独な奇妙な青年のどちらかだ。王家衛の映画【天使の涙】のように鶏をさばき、一日中テレビを見ている若者を演じて、日本人の心に彼のイメージを築かせた。最近、日本で上映されたSF映画【Returner】は孤独な若者が時空を越えて恋愛する役、あるいは黒木瞳と共演したドラマ【ゴールデンボール】もそうだ。

 日本の芸能界には金城武が持っている特質が必要なのだ。10年間の経済不振を経て依然として力強さに欠ける日本では、若者は「今日という日はあるが明日がない」との思いを抱いている。金城武の役柄の特質とぴったり符合する。だから彼は時流に乗ってアイドル世代の確固たる地位を築いた。

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*異国からもらったような栄光

 金城武は日本で輝く存在だ。しかし彼の心はどこの国にもしばられない。「僕の故郷はどこなのか分からない。みんなはいつも僕のことを異郷人と思っている」。金城武は小さい頃から住居を転々として来た。だからこそ、どこの国にも属さない漂流するような気質を育てた。子供の頃は萬華(住んでいる所?)の中国人から外僑(華僑の反対)と見なされ、後に天母日僑学校(日本人学校)へ通っていたときは台湾人に類された。「同時に多種の言語を使うので言いたいことをうまく表現できなくて、時が経つに連れ次第に口数の少ない子供となってしまった」と彼は言う。

 父は沖縄県人、母は台湾人、金城武は台湾の萬華、そして天母と、異なった文化環境で育った。日僑学校にも通ったし、アメリカ人学校へも通った。台湾で映画に出演し始めたのは、ちょうど王家衛の映画が国際的に認められ始めた頃だった。歌手であり俳優でもあり、そして特殊な背景を持つ彼を人は羨ましく思ったかもしれない。しかし、彼は困惑していた。今は、そんな事は全く気にしていない。「少し前、短編観光ドキュメントの撮影で志村健と台湾に帰って初めて本当に美しい景色を体験した。そして日本の沖縄へ行ってはじめて沖縄の美しさを実感した」

 心に国境の壁を持たない金城武の気質こそ、彼が栄光を手にする事が出来た一番の要因かも知れない。日本人の目には、金城武の存在は異国の持つ神秘感を増すものであった。観光で台湾に来た多くの日本人女性が“牛郎”店へ入って、金城武に似ている男の子を指名するという、これは一種の片思いだ。一方、日本人アーチスト好きの台湾人にとっては、金城武の存在は夢との距離を縮短する架け橋でもある。排他的な傾向の強い日本の芸能界にあって、日本人の血が流れている事は金城武にとって最強の通行手形である。しかし、彼はそんな事が理解できない。「最近台湾へ帰ってみて、台湾の人々に可愛がられている事を肌身に感じた」

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*あまり出かけない神秘的な魅力

 一年ぶりに台湾へ来て大勢の人々が再び彼の魅力に狂喜した。実際、彼が日本にいた時、公の場やスクリーンなどにあまり登場しなかった。テレビCMが放送される度に、話題を提供した。普通の人が歩む軌道や規範にとらわれず行動する、これこそ金城武の魅力なのだ。外出せず家の中でのゲームソフトに夢中で、友達づくりにも興味を持たない大スターだ。日本でアイドルになるための綿密に計算された行動とは無縁で、それでいて周りに惑わされず冷静な行動スタイルで好感を持たれるアーチスト。また周囲をあまり気にせず、自分らしく楽しんでいる。先日台湾に帰った時、台湾中の全テレビ局の記者やカメラマンが彼のまわりに集まってきた。彼は驚いて「えっ~、あなた達、何してるの?」と、不思議な短編映画の中にでもいるような感じで言った。

 彼が出演したCM(Ericsson電話秘話)のように、ボタンを押すと全てのコピー画像が瞬時に消失する。数百人のアイドルを誕生させる事は出来るが、彼のように俗世間と隔絶して生きて行くアイドルを見つける事はなかなか難しい。金城武が特別であるのは、彼が現実の外側にいて模倣複製される可能性が全くないためだ。

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*金城武取材NG

GQ:GQの男性読者に送る言葉は?

武:うん~、楽しく生きよう。
  これ、あまりGQ的じゃないね。
  それじゃ、自分を信じて楽しく生きよう。


GQ:同じように聞こえるが。

武:そうだね。(大笑い)どうしよう?
  実はあまりアドバイスすることはないよ。みんな平凡的に生きよう!

GQ:「小四天王」と呼ばれていた時期を覚えている?

武:あ?誰のこと?(頭を触りながら記憶がないと装いながら)「小四天王」っていたのかい?

GQ:【逃学威龍】に出演したのでは?

武:(はぐらかすように)神様!(記憶を失ったよう空白に入った、そして笑いながら)あれは宇宙人に拉致されていた時期だ、記憶にない・・・

GQ:ずっと何かを創作していると聞いているが、新作は何時頃出来るの?

武:うん、(笑って)まだ制作中。

GQ:あなたの推測で、このままではいつ頃までに出来るの?

武:80歳にベスト変奏版のものが出来るかも知れない(笑い)

GQ:その時は、何か面白い賞の終身成果奨を受賞できるかもしれない。

武:可能性は大きい!それなら先に感謝状を書いといた方が現実的だね。ハハハ!


Translated by P

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※最後の写真は綴じ込みミニポスター
 

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